【久高泰子通信員】フランス中央に位置するアーンドル県イスダン市のサンロック院美術館で、「トンドーで世界を巡る」展が12月30日まで開催されている。

展示会で出品されている幸地学氏の2作品

 フランスはもとよりキューバ、レバノン、オランダ、イラク、韓国、スイス、ベルギー、スーダンなどの国から50人の現代アーティストが56点の作品を展示。パリ在住で那覇市出身の画家・彫刻家の幸地学氏(63)も2作品を出展している。

 トンドーとはイタリア語で丸いという意味で、円形の絵画など芸術品の称。古代文明時代からさまざまな素材で表現されてきた。戦後の現代アートにも受け継がれ、今回の展示会には現代アートの代表作品が出品されている。

 幸地氏は1995年からトンドー作品の制作を始めた。通常の長方形や正方形の絵画と違って「丸い窓から外の風景を見るような面白さがある」という。世界の代表的アーティスト作品とともに、幸地作品のオリジナル性、芸術性が鑑賞者の関心を呼んでいることを喜んだ。

 企画のイニシアティブを執ったのは、パリの「クロード・ルマン画廊」オーナーのクロード・ルマン氏。氏の個人コレクションの大半が展示され、今までにない貴重で珍しい作品の展示会となった。