文部科学省は28日、全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。沖縄の公立学校を見ると、小学校は全4科目とも全国平均との差が1~2ポイントで、ほぼ全国平均並み。中学校は3年前の2014年に小学校で好結果を残した学年がどのような結果を出すか注目されたが、各科目とも全国平均を5~7ポイント下回った。ただ、数学A・Bが全国平均との差を過去最少に縮めるなど、中長期的には全国水準に近づきつつある。

 都道府県別の平均正答率について、文部科学省は序列化や過度な競争を防ぐため、昨年から整数値で公表している。

 小学校は算数Aの平均正答率が全国平均より2ポイント高く、4年連続で全国平均を上回った。ほかの科目も14年以降は他県と肩を並べている。

 中学校は、年や科目によって多少の変動はあるが、07年に数学で最大13~14ポイントあった差は大幅に縮小している。ただ、小学校時代に全国水準並みの結果を残した学年が中学校では平均以下になったことで、原因の分析や対策が課題になりそうだ。

 県教育委員会は「教科担任制で学校ぐるみの対策が取りにくいほか、生活指導など勉強面以外の課題もあり、小学校と比べると効果が出にくい」と分析している。

 県内の公立校の参加状況は、小学校が260校(特別支援学校2校含む)、中学校が147校(同2校、県立中学1校含む)で、参加者は計2万8989人。