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  • 沖縄のICカード乗車券オキカが27日から路線バスで利用可に
  • 那覇市内線は乗車時だけ、市外線は乗・降車時にカードをかざす
  • バス回数券は4月26日で販売終了。定期券は6月からオキカで販売

 ICカード乗車券「OKICA(オキカ)」の利用が27日、本島内の乗り合い路線バス(琉球バス交通、沖縄バス、東陽バス、那覇バス)で始まる。オキカは、県内初のICカード乗車券として昨年10月に沖縄都市モノレールで先行導入された。年間延べ約2600万人が利用する県内最大の公共交通機関、バスでも始まる。利用者の両替の手間が省け、乗降時間が短縮されることで、スムーズな運行が期待される。初めて利用する人も多いはず。バスでの使い方のポイントをまとめた。 (高崎園子)

ICカード乗車券「OKICA」

■乗車時 (市外線バスの場合)入り口近くにある整理券機そばの読み取り機にオキカをゆっくりタッチする

■降車時 運賃箱そばの読み取り機にオキカを再びタッチして精算する

ICカード乗車券「OKICA」 ■乗車時 (市外線バスの場合)入り口近くにある整理券機そばの読み取り機にオキカをゆっくりタッチする ■降車時 運賃箱そばの読み取り機にオキカを再びタッチして精算する

●入手

 オキカを使い始めるにはまず、カードの入手↓入金-が必要になる。

 カードはバス会社の営業所・販売所、モノレール駅で購入でき、その際にデポジット(保証金)500円が必要となる。

 申し込みがいらず、誰でも使える「無記名」と、名前と生年月日、性別を登録し、紛失時に再発行できる「記名」がある。記名式には小児用、障がい者用、学生用もある。

●入金

 オキカはカードの残高から運賃が自動的に引き落とされるシステムで、事前にカードに入金(チャージ)しておく必要がある。入金は、バス車内と営業所・販売所、モノレール駅でできる。

 バス車内で入金するときは、事前に乗務員に声を掛ける。1回に入金できる金額は最大1万円、残高最大3万円まで。紙幣のみで、おつりは出ない。

●使用

 路線バスの場合、那覇市内線は運賃前払い、市外線は後払いとなっている。

 市外線はまず、乗車のときにオキカを整理券機近くに設置されているカード読み取り機に「ピッ」と音が鳴るまで約1秒間かざす。そして降車する際、運賃箱近くに設置されているカード読み取り機にかざして精算する。

 乗車時にカード情報がきちんと読み取れていないと、降車時にエラーが出て、運転手に申告の上別途精算が必要になるので、注意が必要だ。

 市内線は、乗車時に精算するので、カードをかざすのは1度で済む。

●還元

 オキカを使うと、運賃(チャージ金)として使えるポイントが付く。1ポイント=1円換算。ただし、ポイントは自動的に還元されず、バスの営業所・販売所、モノレール駅で、ポイント還元の手続きが必要になる。

 バスの場合、還元ポイントは定額制で、月の利用額によって1~20%。月の利用額が5千~1万円未満=100ポイント、1万~2万円未満=500ポイント、2万~3万円未満=2千ポイント、3万~4万円未満=4500ポイント、4万円以上=8千ポイントとなっている。

 学生はこれより還元ポイントが多い。また小児、障がい者は運賃の半額割引に合わせた還元ポイントになっている。

 モノレールは定率制で、還元率は3千~6千円未満=10%、6千~9千円未満=13%、9千円以上=15%。 

◇回数券販売は26日まで

 オキカ導入に伴い、バス回数券は26日で販売を終了する。来年3月31日まで利用できる。バス回数券の割引率は15%。

◇紙定期券6月販売終了

 定期券は6月以降の販売分から、ICカードになる。同時に紙の定期券の販売は終了する。販売価格や計算方法、30%の割引率は変わらない。

 ■定時性の確保目指す

 県内路線バスは、定時定速性の確保が課題。オキカ導入で運賃の両替がいらなくなるため、乗降時間の短縮が見込まれる。

 県バス協会の高江洲誠さんは「乗り降りの際に一番時間がかかるのは両替が伴った場合。両替が少なくなり、停車時間が短くなることで、定時定速性が保たれ、安全に早くお客さんを運ぶバスのサービス向上につながる」と話していた。

 オキカに関する問い合わせは各バス会社または県バス協会、電話098(867)2316、(867)7386。