柔道の世界選手権女子48キロ級で28日、両親が沖縄県南風原町大名出身の渡名喜風南さん(22)=帝京大4年=が金メダルを勝ち取った。一夜明けた29日、両親の元には柔道仲間や沖縄の親戚から祝福のメッセージが相次ぎ、父庸吉さん(52)は「世界一のすごさを実感している」と改めて喜びをかみしめた。

風南さんの優勝を喜ぶ父の庸吉さん(左)、おいの宝来(たから)君=29日、神奈川県内

 1日中電話やメールが鳴りやまなかったといい「あまりの反響の大きさにびっくり」。沖縄の知人や親戚が新聞記事をスクラップしてくれたといい「離れていても故郷の温かさを感じる。本当にありがたい」と応援に感謝した。

 南風原町に住む祖父の庸善さん(80)は、風南さんの快挙をたたえ「最高の気持ち。五輪目指して、一歩ずつ努力を続けてほしい」と激励。病気療養で入院している祖母の政子さん(82)も、風南さんが一面を飾った沖縄タイムスを見せると、笑顔で喜んでいたという。

 28日深夜は、神奈川県の自宅で両親と風南さんの姉、おいの4人でテレビ観戦。母和美さん(52)は「風南の活躍が家族の楽しみ。本当によくやった」と声を弾ませていた。風南さんの試合を欠かさず見ているというおいの宝来(たから)君(9)は「最後の方で技ありを決めたところがうれしかった。いつもより格好良かった」と誇らしげだった。