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  • 2014年度の沖縄観光客は716万9900人。初めて700万人を突破した
  • 国内客は618万人で3.9%増、外国人は98万人で57.2%の大幅増
  • 円安、格安航空の就航、クルーズ船増便、県の広報も後押しした

 沖縄県文化観光スポーツ部(前田光幸部長)が21日発表した2014年度の入域観光客数は716万9900人で初の700万人を突破した。過去最高を記録した13年度より58万9600人(9%)増え、2年連続で記録を更新した。

入域観光客数の推移

旧正月の大型連休を利用し中国、台湾、韓国、香港などから来沖した観光客=2月18日午後、那覇空港国際線ロビー

入域観光客数の推移 旧正月の大型連休を利用し中国、台湾、韓国、香港などから来沖した観光客=2月18日午後、那覇空港国際線ロビー

 国内観光客は618万3900人で前年度比23万800人(3・9%)増加、外国人観光客は98万6千人で前年度比35万8800人(57・2%)の大幅増で、月別で見ても全てで前年同月を上回った。円安傾向が続き、国内外からの需要が増えた。海外からの航空路線の拡充、クルーズ船の寄港数の増加に加え、県のプロモーション活動も増加を後押しした。

 国内観光客は景気回復基調や円安が追い風となり、昨年4月の消費税増税後も需要は堅調に推移した。

 外国人観光客の内訳は台湾が36万2200人で全体の36・7%を占める。那覇と台北、高雄を結ぶ路線で新規就航と増便があり、空路を中心に増加、初の30万人台で過去最高となった。韓国は19万1700人だった。アシアナ航空・ジンエアーの増便、格安航空(LCC)の新規路線の就航で那覇-ソウル線が拡充し、前年度から2倍に増えた。中国は前年度比88・6%増の12万9600人で、新規路線の就航や春節時期の需要増加で過去最高を記録した。クルーズ船の寄港により海路からの客も増加した。

 増加する外国人観光客の対策について前田部長は「観光施設やホテルの多言語表記やWiFi環境の整備は県の事業で継続的に支援していく」と受け入れ態勢を強化していく方針を語った。

 県は15年度の目標を740万~750万人の設定を検討しており、5月上旬に正式発表する。