【糸満】旧暦3月3日にあたる4月21日、喜屋武集落の年中行事「ピーリンポーリン」が集落海岸にある拝所・ジルーメーであった。男性だけの行事で、今回は7人が参加。拝所にまつられた海神にごちそうを供え、五穀豊穣(ほうじょう)と大漁祈願をした後、三線とチジン(太鼓)の音に合わせて即興の舞を披露した。

喜屋武集落の年中行事「ピーリンポーリン」で、三線とチジン(太鼓)の音に合わせて踊る男性たち=糸満市喜屋武の海岸

 集落の人たちによると、戦前から継承されてきた行事だが、呼び名の由来は分からないという。かつては、ピーリンポーリンの歌もあったというが、正確に歌える人がいなくなり、現在では歌われなくなっている。

 約20年前から行事に参加している仲間勝二さん(80)は「他の地域にはみられない珍しい伝統行事。継承に向けた課題はあるが、若い世代に引き継いでもらうまで頑張りたい」と声に力を込めた。