沖縄県警宮古島署で24日に開かれたレンタカー事業者との意見交換会で、宮古島署交通課の署員が中国語や韓国語は事故時に通訳の対応が難しいとして「通訳をパッと現場に向かわせきれない言語の方には貸さないでいて頂ければ」と事業者側に求めていたことが30日までに分かった。同署は「発言は私見であるとはいえ不適切であると言わざるを得ず本発言により困惑された方々におわび申し上げる」とコメントした。

(資料写真)伊良部大橋を通り、伊良部島と宮古島を行き来する車両

 同署によると、署員は通訳不足を説明する意図での発言で差別意識はなかったという。29日に大城辰男署長から厳重注意を受けた。

 宮古島で外国人がレンタカーを運転して起こした物損事故は2015年は11件で、16年は41件となっている。署内には英語を話せる署員は複数いるが、中国語は1人。民間に委託している通訳は英語が3人、中国語が2人。韓国語の通訳はいない。

 同署は「今回の発言は当署や警察本部のスタンスとは異なっている。邦人、外国人に関わらず法令に基づき適切に事故処理をしている。今後、署員には県民のための警察の視点から指導、教養の再徹底を図っていく」とした。