沖縄市高原の自宅でNPO法人代表の上江田紫寿江さん(63)が刺殺された事件で、県警特別捜査本部(本部長・知花幸順刑事部長)は23日、別の窃盗容疑などで逮捕・送検されていた住所不定無職の少年(18)を強盗殺人と住居侵入の容疑で再逮捕した。県警によると、少年は刃物で刺したことやバッグを盗み逃げたことは認めたが、「初めから殺すつもりはありませんでした」などと殺意を否認している。

 県警はこれまで、現場に残された指紋などから少年を重要参考人とみて慎重に捜査を続けていた。関係者への聞き込みや現場の鑑識資料などから関与した疑いが強まったという。捜査関係者らによると、上江田さんの爪に残る微物が少年のDNA型と一致したことなども決め手とみられる。

 逮捕容疑は、9日午前1時半~午後0時48分までの間に、沖縄市高原の住宅に侵入し、刃物のようなもので上江田さんの背部を突き刺すなどして殺害後、携帯電話などが入ったショルダーバッグを盗んだ疑い。

 バッグの中には、運転免許証や財布のような物のほか、現金が十数円だけ残されていたという。少年は「金を盗む目的で侵入した」などと話しているといい、県警は、ほかにも現金があったとみて調べる。