【北中城】25日に開業するイオンモール沖縄ライカムは、米軍泡瀬ゴルフ場跡地で進む北中城村アワセ土地区画整理事業の一環だ。事業は、地権者でつくる北中城村アワセ土地整理組合が進める。今後、病院や住宅、公園の造成が計画されており、モール開業を弾みに、組合は「バランスの取れた開発で、世界一のコンパクトシティー」を目指している。

1959年に撮影したとみられる米軍泡瀬ゴルフ場=北中城村教育委員会提供

 泡瀬ゴルフ場は、戦時下、米軍が強制的に接収した旧比嘉集落につくられ、2010年7月に返還された。

 地権者は約380人。大半は、沖縄市久保田など別の場所で生活の拠点を構え、返還地に戻る選択は現実的ではなかった。組合の仲本善通副理事長によると、地権者は当初から「個別で使うのではなく、返還地全体で街づくりをしていくべきだ」という方針でまとまっていたという。

 土地引き渡しから約2年の短期間で、イオンモール開業にこぎつけた。円滑に進んでいる要因について、仲本副理事長は「勉強会を重ね、地権者が『環境、健康、観光』という街づくりの理念を共有できたから」と説明する。

 土地区画整理事業中のため、街にはまだ名前はない。仲本副理事長は「目指すのは世界一安全安心な街。地権者や住民の意向を聞き、いい名前を付けたい」と話した。