【宜野湾】市立博物館主催の「わらばー体験じゅく」が19日行われ、児童27人が市の特産品ターンム(田イモ)の植え付けを体験した。

 市大山のターンム畑では、大山田芋組合の石川達義組合長(59)の指導を受け、1人20本の苗の植え付けに挑戦。あらかじめ水入れされた田んぼは泥状で、児童たちは最初は歩くのがやっとだった。

 石川さんは「(苗の)深さは10センチ、真っすぐ植える。浅く植えると小さく育つ」とアドバイス。「終わったあと自分で採点するように」と声を掛けた。

 1番早く植え付けを終えた大謝名小5年の渡久山智才さん(10)は、百点満点中98点と自己採点。理由は「早くできたから」。残り2点は「丁寧さが足りず、少しずれたりした」と話した。大山小5年の仲村渠エリアさん(10)は「水がある所はベチャッとしていて、水が少ない所は硬くて足が抜けなかった。真っすぐ植えるのが難しかった」と農家の苦労を実感した様子。

 作業後、児童らは奥行き35メートルある田んぼでソリ競争をしたり、周辺の湧き水でエビやカニなど生き物を捕まえたりして楽しんだ。

 田んぼで転び、泥だらけになった長田小5年の山本将大くん(10)は「泥の中で遊ぶのは初めて。気持ちよくていい経験になった」と満面の笑みを浮かべた。

 わらばー体験じゅくは、同博物館開館以来18年続く人気の取り組み。市内の小学5・6年生を対象に約1年間(月1回)身近にある自然や文化を学んでいる。ことしは6月に始まり、喜友名のシーサー巡り、宜野湾はもともと闘牛が盛んだったことから中城村の牛舎へ出向き闘牛の世話をした。

 同博物館の千木良芳範館長は「1年間続けると仲良くなる。これを機会につながりができてくるとうれしい」と語った。(新城有希子通信員)

(写図説明)マス目状の線にターンムの苗を並べる子どもたち=19日、宜野湾市大山