子どもの頃、夏休みの宿題は休み終盤に追い込まれてこなすのが常だった。全てをきちんと仕上げた記憶がないから、新学期に登校してどう乗り切ったのか、今思うと不思議だ

▼インターネットサービスを行うイオレ(本社・東京)の意識調査で自分の子のタイプを親に聞くと、「計画的に毎日少しずつ片付ける」が48%で最多。「ノープランで最後に慌ててやる」は23%で、「全部終わらず新学期を迎える」は3%。2年前と比べて無計画のまま過ごす子が減っているという

▼最後まで残りがちで手伝うはめになる宿題は、自由研究が57%で断トツ。次いで読書感想文、工作、日記と続く。わが身を振り返っても苦い思い出が残る“大物”ばかりだ

▼家庭での「宿題あるある」の逸話も面白い。「夏休み初日に徹夜で仕上げる」という猛者がいれば、「提出物を書いたプリントをなくし、新学期に担任から『未提出がある』と手紙がくる」という慌てん坊も

▼「自由研究は親の宿題だ」とする声もあった。確かに、一家総出で四苦八苦する体験そのものが、夏の風物詩として家族の絆を強める一助になっている気がする

▼幼稚園の年少組に通う3歳の長男に課せられた人生初の夏休みの宿題は、楽しかった出来事を新聞にすること。妻と共に、せっせと完成させたのは言うまでもない。(西江昭吾)