対馬丸記念館(高良政勝理事長)は25日、那覇市若狭の慰霊碑「小桜の塔」でこいのぼり25匹を掲揚した。職員やつしま丸児童合唱団の子どもたちが、童謡「こいのぼり」を合唱。犠牲者を慰め、平和の継承をあらためて誓った。

25匹のこいのぼりを掲揚した対馬丸記念館の職員と合唱団の子どもたち=25日、那覇市の小桜の塔(同記念館提供)

 こいのぼり掲揚は、小桜の塔建立の除幕式があった1954年5月5日に行われた。建立60年の昨年5月、当時を再現するために掲げられ、ことしで2回目。5月末まで掲揚される。

 記念館の外間邦子常務理事は、合唱団の子どもたちに「歌ってくれてありがとう。対馬丸の子どもたちも一緒に歌っていると思う」とあいさつした。

 25匹のこいのぼりは県民から寄贈されたという。慶田盛さつき学芸員は「ぜひ多くの人が訪れて亡くなった子に思いを寄せ、平和への気持ちを新たにしてほしい。掲揚は毎年継続したい」と話した。