南城市立大里中学校(長嶺文男校長)では「防災の日」の1日、災害時を想定した食事を体験してもらおうと、非常食をメニューに加えた「災害時給食」を実施した。生徒らは普段口にしない非常用のカレーライスや自ら握ったおにぎりなどを食べることで、非常食の常備など防災対策の重要性を学んだ。

災害時給食用非常食の「救給カレー」のパックを開ける1年4組の生徒たち=1日、南城市・大里中学校

 市では東日本大震災や熊本地震を教訓に、防災について認識を深めてもらおうと、昨年度から災害時給食を提供しており、この日は市内全ての幼稚園と小中学校で実施した。

 同校の給食では、電気やガス、水道などのライフラインが止まっても加熱せずに食べられるよう開発された非常用の「救給カレー」のほか、わかめご飯、みそ汁、牛乳、ミカンが配膳された。

 メニューを考案した同校の宜保律子栄養教諭は「災害時にどのような食事ができるかを経験することが大切。災害時に命をつなぐ非常食の重要性を知ってほしい」と話した。

 1年生の金城弥来(みらい)君(12)はカレーを食べ、「思ったよりも味は普通だった。普段から非常食を準備しておくことが大切だと思う」と話した。