4月も終盤、大型連休を待ちかねる人も多いだろう。期間中、子供とクイズを出し合うのも楽しそうだ。「みどりの日はいつ?」「6日が休みなのはなぜ?」、そして「4月28日は何の日?」

 ▼1952年、サンフランシスコ講和条約により沖縄が日本政府から見捨てられ、米軍施政下に置き去りにされた4月28日は、歴史の重要な節目ながら、「慰霊の日」や「本土復帰」に比べ認知度が低い ▼5年に1度、県高教組が高2を対象に行う平和教育アンケートでは毎回、6月23日の慰霊の日や5月15日の本土復帰に関する正答率が1~3割。その低さに驚くが、質問項目にない「4・28」は、史実さえ知らぬ生徒も多いのでは

 ▼皮肉にもこの日が話題となったのは一昨年、主権回復式典を実施した政府の無神経さに対する反発だった。日米政府の「交渉のこま」として扱われた沖縄の怒りは、戦後70年を迎えた今も続いている

 ▼膨大な基地を抱え、一層苦難の道を歩むことになった条約発効から、63年となる今年の4・28は、安倍晋三首相が9年ぶりに米国を公式訪問し、オバマ大統領と首脳会談を行う

 ▼翁長雄志知事がクギを刺したように、名護市辺野古への新基地建設に反対する県民の思いを、大統領に伝えてもわらねば困る。再び、沖縄を切り捨てることがあってはならない。(儀間多美子)