【ハワイで平島夏実】第35回沖縄フェスティバルの会場に、県系人の先祖探しを手伝うブースを県立図書館(新垣忠館長)とハワイ沖縄系図研究会(ロドニー・コハグラ会長)が初めて共同出展した。「1世が誰か知りたい」「亡くなった祖父母のきょうだいが沖縄出身なので調べてほしい」などの問い合わせが計76件寄せられた。

ハワイの県系人から相談を受ける県立図書館の原裕昭さん(手前左)=2日、ハワイのカピオラニ公園띱

 うち1、2割は、外務省の出国記録をまとめた県史の移民名簿や市町村史の屋号一覧を使ってその場で回答した。残りは沖縄に持ち帰って再調査する。

 県立図書館は昨年10月、第6回世界のウチナーンチュ大会の会場に相談窓口を設置し、5日間で約270件の問い合わせがあった。ハワイ沖縄系図研究会のメンバーが窓口を訪れたことがきっかけで、今回の共同開催につながった。

 世界の県系経営者らでつくるワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション(WUB)ハワイの副会長で県系3世のスティーブ・ミヤシロさんは、先祖探しに役立ててほしいと県立図書館にWUBの南米会員を紹介したという。フェスティバルで相談を受け付けた県立図書館の原裕昭主査は「ウチナーンチュ大会のブースに来たのは60歳以上が多かったが、今回は沖縄に来る時間の取れない働き盛りの世代が目立った。今後もルーツ探しの力になりたい」と話した。