【平安名純代・米国特約記者】訪米中の中谷元・防衛相は27日、ワシントン市内の米議員会館で、上院軍事委員会メンバーのサリバン(共和)、ヒロノ(民主)両議員とそれぞれ会談した。

 米議会筋によると、ヒロノ氏は沖縄系のイゲ氏が州知事に就任し、地元の沖縄系コミュニティーが歓迎していることなどハワイの情勢について言及。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設について、上院軍事委の公聴会で米軍幹部らが代替施設建設の遅れを指摘する証言をしていることなどから、辺野古をめぐる状況や、在沖米海兵隊のグアムやハワイ移転の見通しなどについて質問した。

 これに対して中谷氏は、辺野古移設が唯一の解決策と日米間で再確認したと強調し、「沖縄にも理解を深めてもらえるよう対話していく」などと説明。辺野古移設がグアムやハワイへの海兵隊分散計画の進展につながるとの見方を示したという。

 3月末にハワイやグアム、沖縄を訪れ、東京で中谷氏と会談したサリバン氏は、米政府との間で再改定された防衛協力の指針(ガイドライン)について「日米の安全保障同盟において非常に重要」と歓迎。中谷氏は、アジア太平洋地域における安全保障政策により貢献できる体制の構築へ意欲を示したという。