伝統芸能分野で将来の活躍が期待される実演家を顕彰する第19回「日本伝統文化振興財団賞」に琉球舞踊世舞(せいぶ)会の佐辺(さなべ)良和師範(35)が決まった。同財団が30日、発表した。同賞は毎年、全国の優秀なアーティスト1人に贈られ、琉球芸能からの受賞は初めて。

日本芸術振興財団賞を受賞した佐辺良和さん

 琉球舞踊家や、組踊の女形としての活動が「出色の才能の輝き」と認められ、「琉球古典芸能に向かう真摯(しんし)な姿勢は芸の熟成を予感させ、将来に大きな期待を抱かせる」などと評価された。

 佐辺さんは「頂いた舞台を一心不乱に務めてきた。これからも気を引き締めていきたい」と喜んだ。贈呈式は7月7日に東京の三越劇場、7月20日に浦添市の国立劇場おきなわでそれぞれ開かれる。

 佐辺さんは1980年、那覇市生まれ。県立芸術大学大学院、国立劇場おきなわ第1期組踊研修を修了。沖縄タイムス芸術選賞の古典舞踊と演劇の両部門で奨励賞。県立芸術大学非常勤講師(組踊)。