与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館に、線路の分岐点で列車の進路を切り替える「転てつ機」が寄贈され、1日から展示されている。那覇-与那原間の線路で使われたものとみられ、関係者は「当時を知る貴重な資料だ」と見学を呼び掛けている。

軽便与那原駅舎に寄贈された転てつ機

 転てつ機は那覇市国場に住む男性が約20年前、自宅を建設する際に地中から見つけたもの。これまで自宅に保管しており、資料館オープンを機に町へ寄贈した。

 鉄製で重さ16キロ、長さは55センチ。円盤状の取っ手の直径は25センチで「加藤製作所製」の文字が確認できる。那覇-与那原線は1914年に開通。発見された国場駅付近は糸満線に分かれる分岐点だったこともあり、駅付近でレールの切り替えが行われていた可能性がある。町在住で、与那原駅や軽便鉄道に詳しい真栄平実さん(83)は「戦後のスクラップブームがあった中、よくここまで残っていた。大切に残してほしい」と話している。

 同資料館は連休期間中は火曜日の休館日も開館。町外からの中学生以上は入館料100円。問い合わせは、電話098(835)8888。