2017年(平成29年) 11月20日

沖縄空手

沖縄空手・上地流のルーツたどる 開祖が修行した中国・福州で記録探す

 【北中城】欧州上地流空手道協会技術顧問の島袋幸信さんと沖縄空手道協会山城道場師範の山城博邦さんらがこのほど、上地流のルーツを調べるため開祖上地完文(1877~1948年)が武術修行をした中国福建省福州市を訪ねた。島袋さんらは完文を指導したとされる武術家の子孫と初めて面会、「これから空手を通した国際交流を深めたい」と喜んだ。

周子和のひ孫周偉さん(中央)と対面した島袋幸信さん(左)、山城博邦さん(島袋幸信さん提供)

 完文は本部町伊豆味の生まれ。20歳のころ福州に渡り武術家の周子和に師事、上地流の基となる拳法を学んだとされる。島袋さんらによると、福州での完文の様子や周子和に関する記録は少なく、分からないことが多いという。

 島袋さん一行は8月に福建省を訪ね、周子和のひ孫に当たる周偉さんと上地流の関係者として初めて面会を果たした。島袋さんは「口伝で聞いていた周子和は本当にいたのかどうかも分からなかった。家族と会えたことは大きい。周家と上地流、福建省と沖縄の交流を深めるきっかけにしたい」。山城さんも「空手道として国際交流していきたい」と喜んだ。

 一方、福州での完文に関する記録は見つからず、曽祖父らについて周偉さんも詳しくは知らなかった。完文と周子和がどのように出会ったのかなどは分からないまま。島袋さんは「これだけは残念。修行中の周子和に遭遇した完文が教えを請うたのではと推測するしかない」と話した。

 山城さんらは8月30日、同門で空手を愛好する新垣邦男北中城村長を訪ね、福建省訪問について報告した。新垣村長は「空手のルーツを調べ後世に残すことは非常に大切。今後、本格的な調査が進めば」と話した。

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