【平安名純代・米国特約記者】オバマ大統領は5日、米軍制服組トップのマーチン・デンプシー統合参謀本部議長(63)の後任に、海兵隊のジョセフ・ダンフォード司令官(59)を指名する。近く上院の承認を得て成立する見通し。海兵隊からの米軍制服組トップの誕生は同氏で2人目となる。

ダンフォード海兵隊司令官

 米大統領に軍事面で直接助言を与える同ポストに名護市辺野古の新基地建設を推進する同氏が就任することで、現行計画を強行する可能性がある。

 米議会筋によると、指名をめぐる上院の公聴会で、同氏は米軍普天間飛行場の移設や次世代ステルス戦闘機F35の配備計画などをめぐる方針なども表明する見通し。

 ダンフォード氏は陸軍大学などを卒業後、1977年に海兵隊に入隊。2003年のイラク侵攻時に第1海兵師団の指揮官として参加。アフガニスタン駐留米軍司令官などを経て、14年10月に海兵隊司令官に就任した。

 オバマ大統領は、中東の過激派組織「イスラム国」の掃討作戦や、16年末を期限とするアフガン駐留米軍の撤収という二つの課題に直面していることから、イラク、アフガン両国の情勢に通じたダンフォード氏が適任と判断した。