【平安名純代・米国特約記者】中谷元防衛相が9日に県内で在沖縄米軍トップを兼務する第3海兵遠征軍のジョン・ウィスラー司令官と会談し、米軍普天間飛行場の移設問題について協議することが4日までに分かった。名護市辺野古の新基地建設の埋め立て工事をめぐり、今後のスケジュールなど詳細を協議する方針。複数の米政府筋が本紙の取材に対して明らかにした。

中谷元防衛相

ジョン・ウィスラー司令官

中谷元防衛相 ジョン・ウィスラー司令官

 日米両政府は先にニューヨークで開いた日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で、辺野古への移設が「唯一の解決策」と合意。カーター米国防長官は4月28日に国防総省で開いた中谷氏との会談で、普天間移設に関する日本政府の取り組みに謝意を表明。これまで新基地建設に反対していた米議会が、埋め立て承認を受け計画を容認する方針に転じた一方で、辺野古の現状を視察したダンフォード海兵隊司令官らが移設スケジュールや住民の抗議活動などに懸念を示していることなどを説明。辺野古への移設が滞りなく進むよう、日米間の連携を強化させる方針で一致し、ウィスラー氏らとの会談日程などが具体化したという。

 中谷氏はカーター氏との会談後にワシントンで記者団に対し、翁長雄志知事と9日に会談する方向で調整を進めていることを明らかにしていた。