第32軍(沖縄守備軍)の配下にあった第9師団(師団長・原守中将)の通称。日清戦争後、石川県・金沢で編成。太平洋戦争が始まってしばらくは旧満州(中国東北部)に配備されたが、1944年7月の日本軍のサイパン陥落などを受け、長勇参謀長の要請で32軍に編入、精鋭集団として沖縄防衛の中枢を期待された。だが、フィリピン・レイテ島の戦いに台湾から日本軍の一部が投入されたため、その穴埋めで武部隊が同年12月に台湾へ移動。精鋭を引き抜かれた32軍は戦力が約3割低下したともいわれ、部隊配置や戦闘方法を大幅に変更せざるを得なくなった。