沖縄振興開発金融公庫(川上好久理事長)は8日、コールセンター業のゴールドアックス(那覇市、池宮城聡社長)に沖縄創業者等支援貸付で1400万円を融資したと発表した。このうち、500万円は2017年度に拡充されたひとり親の創業を支援する挑戦支援資本強化特例制度を初めて活用した。

ひとり親支援で沖縄公庫から融資を受けたゴールドアックスの池宮城聡社長(左)と、同公庫ひとり親支援担当の安慶名忍上席調査役=8日、那覇市の同公庫

 同制度は子どもの貧困対策の一環で、ひとり親で起業する人を金銭面でバックアップする。収益性が確保されるまで最優遇金利が適用されるほか、借入金の元金返済は最終支払期日に一括して行われるため、毎月の支払額は低く抑えることができる。借入金は金融検査上の自己資本とみなすことができるため、信用力の向上も期待できる。担保・保証人は不要。

 同社は1月に資本金600万円で設立。今回の融資を従業員採用や職場環境整備などに充て、ひとり親の就労の場を提供し、処遇改善も図る。従業員は3人だが、今後はパートやアルバイトを含め30人にまで拡充する方針だ。

 池宮城社長は「人材教育などを充実させたい。ひとり親だけでなく、子どもがいる家庭が安心して働ける環境をつくっていきたい」と話した。