【松田良孝台湾通信員】沖縄の飲食店の台湾進出が続いている。9日、人気ラーメン店「通堂(とんどう)」の1号店が台北市内で開店した。5日からのプレオープンは行列ができる盛況ぶりで、台湾のテレビ局がニュースで取り上げるほど注目を集めた。台湾では2015年にレコ琉球(那覇市)が居酒屋「秘密基地」、16年に琉宴(同)が「串焼き政」を出店。沖縄を訪れる台湾客の増加で、県内飲食店の認知度も高まっており、進出を後押ししている。

通堂のラーメン

通堂の台湾出店をアピールするオフィスりょう次の金城良次代表(右)と和時の倉田友朗代表=台北市内の統一時代百貨

通堂のラーメン 通堂の台湾出店をアピールするオフィスりょう次の金城良次代表(右)と和時の倉田友朗代表=台北市内の統一時代百貨

 通堂を展開するオフィスりょう次(那覇市)の金城良次代表は「宣伝もしていないのに行列ができて、気持ちが引き締まった」と話した。同社の海外進出はカナダに次いで2番目で、10月上旬にも台北市内で2店目の出店を計画している。

 台湾では「日本グルメ」としてラーメンの人気が高い。メニューは県内と同じで、主力の「おとこ味」「おんな味」は共に320元(約1150円)で提供している。8日には、テレビ局TVBSが取材し、同日のニュースで「メニューに性別を取り入れた初のラーメン」と紹介。金城代表の「台湾の人に好まれる優しい味だと思う」とのコメントを伝えた。

 オフィスりょう次の指導で、接客などは台湾企業の「和時」(台北市、倉田友朗代表)が担う。金城代表は、10年前から複数の企業から進出の打診を受けてきたが、県台北事務所から紹介された倉田代表に会い、取引相手に選んだ。倉田代表は「沖縄で食べる味とほとんど同じ味を提供できると思う」と自信を示した。