8月に交通事故に遭って保護されていた国指定特別天然記念物カンムリワシの若鳥が回復し9日、リハビリを行っていた施設のある沖縄県石垣市名蔵の石垣やいま村で放鳥された。石垣自然保護官事務所によると市内でのカンムリワシの交通事故は今年7件発生し、助かったのは今回放鳥された1件だけ。放鳥時は当初警戒していたが、元気よく大空に羽ばたいた。

事故後の治療とリハビリで回復し、放鳥前に元気な姿を見せるカンムリワシ=9日、石垣市名蔵・石垣やいま村

 事故は8月27日、市名蔵の県道79号で発生。走行中の車のフロントガラスにぶつかって動かなくなったカンムリワシを運転手が保護し、動物病院へ搬送した。

 藤田和也上席自然保護官は「事故後、すぐに動物病院に運んでくれたおかげで助かった。スピードの出し過ぎなどには気を付け、仮に事故を起こしても速やかに関係機関に連絡を」と呼び掛けた。