30度近くまで上がった気温の中、国際通りで観光客に交じって、ソフトクリームを購入した。うちなーじらーの中年男には似つかわしくはない光景だが、久しぶりのバニラの味を楽しんだ

 ▼9日はアイスクリームの日。アイスクリームを製造する東京の業界団体が1964年、消費拡大を図るために記念事業を開き、諸施設にプレゼントしたのがきっかけ。きょうは県内でもイベントがある

 ▼総務省家計調査(2012~14年平均)の県庁所在地、政令指定都市別ランキングを見ると、那覇市のアイスクリーム・シャーベットの消費額は年間5935円で全国最下位だった

 ▼気象と商品の売れ筋の関連性では「アイスクリームは気温が高まると売れ出すが、30度を超えると売れなくなる」という説もある。気温によって、ぜんざいやみぞれ、アイスキャンディーなどで消費者の好みが分かれることが要因になっているのかもしれない

 ▼二十四節気の立夏も過ぎ、梅雨入りも近づく。蒸し暑い季節で氷菓は一時のしのぎになる

 ▼アイスを食べ終えるころ、そばにいた小さな男の子が「アイスを食べたい」とぐずり、若いお母さんが「ご飯を食べられなくなる」となだめていた。幼いころ、「ユルジナムン(おやつ)ばかり食べて」と小言を言っていた母の姿が思い浮かんだ。あすは母の日。(与那原良彦)