【名護】名護市辺野古の新基地建設で影響を受ける同市汀間区と「大浦湾に新基地はつくらせない・二見以北住民の会」に対し、国連環境計画のアジア太平洋事務所代表から「ジュゴンのような絶滅危惧種の保存がかかった貴重な生態系保護の重要性は十分に理解している。皆さんの懸念を日本の環境省と共有したい」とする手紙が届いた。手紙はカヴェ・ザヘディ代表のサイン入りで4月24日付。5月に入って届いた。

国連環境計画事務局から届いた手紙

 汀間区と住民の会は3月、国連の人権理事会、軍縮局と環境計画の3機関に手紙を送った。環境計画宛てには「サンゴ、ジュゴンの餌となる海草など大浦湾は沖縄だけでなく世界の財産」「土砂が入れられると海は死んでしまう。時間がない。国連の力で中止させてください」と訴えていた。

 手紙を受け取った汀間区の新名善治区長は「説明を求めても政府は一切せず、私たちは国連に訴えるしかなかった。県内の自治体や団体が続いてくれれば」と語った。住民の会の松田藤子会長は「小さな声に応えてくれてとてもうれしい。まさか返事をもらえるとは思わなかった」と話した。