うるま市では2007年以来8年ぶりの開催となった全国闘牛サミットのメーンイベントとなる闘牛大会が9日午後18時30分からうるま市石川多目的ドームで行われた。

古堅モータース白眉を柵際に押し込む岩竜パンダ(手前)=うるま市石川多目的ドーム

 闘牛文化を共有する全国6県9市町村からの代表、参加者を含む約3500人が詰め掛けた。午後5時30分から開会式があり、主催者あいさつ、各地からの代表者紹介など一連のセレモニーが行われた。最後にくす玉割りで、華々しく景気を付けた後、早速対戦開始。他県からの参戦牛3頭を含む22頭による11組の対戦が次々に展開され、熱戦続出となった。

 会場は何度もどよめきに包まれたが、最も会場を沸かせたのは結びの大一番。古堅モータース白眉(沖縄)と岩竜パンダ(徳之島)が湯気の立つような、一進一退の大熱戦を繰り広げた。両牛は、序盤から全力での押し合い。終始攻勢を取ったのは古堅モータース白眉で得意のカケ押しで岩竜パンダを攻めた。

 前傾姿勢でじりじりと前に出る形を作り、程なく勝負を決める勢いだったが、岩竜がよく持ちこたえた。強靭(きょうじん)な足腰でこの猛攻を食い止め、白眉のスタミナ消耗をひたすら待つ戦法に見えたが、これがまんまと功を奏した。対戦時間23分すぎ、柵際で最後の力を振り絞るように白眉が押して出ると、岩竜は後退したが、すぐさま体勢を入れ替えるや否や目にも留まらぬ勢いで逆転の腹取り一発。疲れ切っていた白眉はこれを防げず、力尽きるように敗走となった。館内に大歓声が起き、大熱戦に突然の幕。底知れぬ岩竜のスタミナに場内から感嘆の声しきりだった。

 岩竜はデビュー以来無傷の6連勝。この大勝利で人気は急上昇となりそう。その他の闘牛どころから参戦した牛の結果は、隠岐の島から39年ぶりに参加した怒虎為勝が勝利し、宇和島代表の闘勝ロッキーズは敗れた。(又吉利一通信員)