東南アジア地域に広く生息し、国内では確認例がないハリオハチクイが、那覇市内の公園で見つかった。市内に住む自営業仲村明さん(61)が4月26日に見つけ、知人らと撮影に成功した。日本では初記録とみられる。

国内初記録とみられるハリオハチクイ=4月26日、那覇市内の公園(平安山英義さん撮影)

 長い針状の尾羽2本と、蜂の捕食が特徴的な鳥。東南アジアのほか、夏鳥として中国南部や台湾の金門島などに繁殖のため飛来することが知られている。国内では1904年7月に宮古島でハチクイ科ハチクイの採集記録があり、ハチクイ科は今回を含め2種目の記録とみられる。

 仲村さんは「最初は、飼育されていたオウムの仲間が逃げ出したのかと思った」と振り返る。知人に問い合わせ、海外の図鑑やウェブ上の観察例と照合する中で、色彩の特徴などからハリオハチクイと分かった。

 この公園には3日ほど飛来。空中で捕らえた蜂の頭部を木の枝先に打ちつけて弱らせた後、蜂の毒針部分を木に擦り付け落としてから飲み込む行動が何度も確認されたという。