【八重山・宮古】石垣島での観測史上最も強い最大瞬間風速71メートルを記録した2015年8月の台風15号に匹敵する恐れがあると、沖縄気象台が警戒を呼び掛ける台風18号。12日、八重山や宮古では漁師やダイビング業者らが船を陸に揚げ、ロープで固定した。住宅や店舗では市民らが飛来物を防ぐネットを張るなど、各地で対策に追われた。

台風18号の接近に伴い、船をロープで固定する漁業者=12日午前9時ごろ、石垣市登野城・登野城漁港

台風18号の接近で、陸揚げした船をロープで固定する漁業者=12日午前7時45分ごろ、石垣市新栄町・石垣漁港

台風18号の接近に備え、船を係留する宮古総合実業高校の生徒たち=12日午後2時36分、宮古島・平良港下里船だまり

台風18号の接近に備え、船を係留する宮古総合実業高校の生徒たち=12日午後2時27分、宮古島・平良港下里船だまり

台風18号の接近に伴い、船をロープで固定する漁業者=12日午前9時ごろ、石垣市登野城・登野城漁港 台風18号の接近で、陸揚げした船をロープで固定する漁業者=12日午前7時45分ごろ、石垣市新栄町・石垣漁港 台風18号の接近に備え、船を係留する宮古総合実業高校の生徒たち=12日午後2時36分、宮古島・平良港下里船だまり 台風18号の接近に備え、船を係留する宮古総合実業高校の生徒たち=12日午後2時27分、宮古島・平良港下里船だまり

 石垣市の登野城漁港で仲間と作業に当たっていた宮里清吉さん(61)は「水温が高かったので大きくなることは予想していたが、このままだと直撃だ。数年前の台風では電柱が倒れた。少しでも中心から外れてほしい」と願った。

 宮古島の平良港下里船だまりで、海洋実習で使う漁船を係留していた宮古総合実業高校教諭の砂川泰聖さん(53)は「03年の台風では4トンの船が10メートル以上飛ばされ、ガードレールに引っかかって止まっていた。どこから風が来ても大丈夫なようにしないとね」と生徒と汗を流していた。

 海水温の低下や、小雨で農作物の乾燥が懸念される中での雨に期待する声も。石垣漁港で船を固定していた宮里政吉さん(61)は「海水温も下げてくれるし、海を生かすには多少は必要。ただ被害は嫌だし、対策は万全にとらんとね」。

 宮古島のキビ農家の根間宏政さん(67)は「雨が少なく例年以上に害虫被害が出ている。自然の力で虫の防除とキビに水を行き渡らせることができれば」と話した。

 宮古島では池間大橋、伊良部大橋、来間大橋が13日午前2時から暴風警報解除後まで通行止め。石垣島ではサザンゲートブリッジが暴風警報発令後の午後8時以降か、瞬間風速25メートル以上が観測された時点から同警報解除後まで通行止めとなる。