【宮古・八重山】宮古・石垣では収穫が始まったばかりのたばこの葉が飛ばされ、大きな損害を受けた。

強風の影響で葉が落ちた葉タバコの畑=12日、宮古島市

高波による浸水で沈んだとみられるヨット=12日、石垣港

強風の影響で葉が落ちた葉タバコの畑=12日、宮古島市 高波による浸水で沈んだとみられるヨット=12日、石垣港

 JAおきなわ八重山地区営農振興センターによると、稲とたばこの被害が大きく、稲は実を太らせる時期に強風を受けたため、成長に懸念が出ている。今期は石垣・西表で890トンを収穫予定だったが、同センターは3割減の620トン程度になるとみている。

 宮古島市の葉タバコ畑でも強風の影響を受け、葉が落ちたり欠けたりする被害が確認された。市農政課によると、昨年の売り上げは市全体で22億5800万円。収穫は台風接近前に3割程度だったといい、同課は「かなり厳しい状況だ。売り上げも相当減ることが予想される」との懸念を示した。

 一方、石垣港では岸壁に係留していた中型ヨットが水没し、ダイバーが船内に空気を送り込むなど、引き揚げ作業に当たった。

 宮古島市の下地島空港では、猛烈な風の影響で空港を囲む約2メートルの高さのフェンスが約80メートルに渡って倒れた。同日午前の作業で復旧した。

■偏西風に乗って時速60キロに加速

 台風6号は足の速さが特徴だった。気象台が同日午前4時57分に発表した予報では、沖縄本島地方は昼前(午前9時~正午)まで暴風が吹くとしていた。だが、午前7時59分に解除時刻が早まったことについて「沖縄上空に吹いていた偏西風の影響」と話す。先島諸島の南海上では時速20キロだったが、沖縄本島地方付近で偏西風に乗り時速60キロになった。

 県バス協会は予報に基づいて、運行再開時刻を午前11時としたが、暴風警報解除から運行再開まで3時間かかり、通勤・通学客に影響が出た。