JAおきなわが運営する農産物直売所「ファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場」の来店客が13日、開設から約15年で1千万人を超えた。県内に11店舗ある直売所の中で、初めて1千万の大台を突破。2016年度の来店客数、売上高とも11店の中で最多で、ファーマーズマーケット全体の業績をけん引している。JAおきなわによると、同年度は全国の直売所の売上高ランキングでも10位にランクインした。

ファーマーズマーケットいとまんうまんちゅ市場で来店客数1千万人達成イベントで証書を受け取る来場者ら=13日、糸満市

 同市場は地産地消を目的に02年11月にオープンした。糸満市は農産物の主要産地で新鮮な農産物を生産者が直接持ち込むことで低価格に抑え、量販店にない品ぞろえを武器に売り上げを伸ばしてきた。特にハンダマ、ウンチェー、ハーブ類など県産野菜類を少量多品種でそろえ、レシピ紹介や試食会を開き、購買につなげる工夫を凝らしている。

 16年度の来店客数は82万3600人、売上高は15億3900万円で、いずれも全体の約2割を占め、県内トップだった。

 県産野菜が品薄になる夏場は提携する県外の直売所から旬の食材を取り寄せ店頭に並べている。取り扱う農産物の種類も開店当初は300種類ほどだったが、今では600種類を超える。来店客は地元客が中心で、7割がリピーターだ。同市場の玉城信佳店長は「直売所の強みを生かし、さらなる集客につなげたい」と意気込む。

 農産物を持ち込む生産農家の数も増加している。当初約300人だった会員は現在1300人を超えた。JAおきなわ糸満支店の玉城和巳支店長は「地産地消が農家の所得向上や生産意欲の向上につながっている」と意義を語った。

 直売所11店の16年度の売上高は約75億1500万円、来店客は431万人で増加傾向にある。