琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行の2015年3月期決算が14日までに出そろった。県内景気の回復を受け、企業業績が改善したことで与信費用が減少し、3行とも利益を確保。純利益は3行合計で4割伸びた。貸出金残高の増加率が前年を上回る一方、貸出金利回りは下落に歯止めがかからなかった。景気回復を追い風に資金需要は今後も高まると見ており、貸出金残高を伸ばして収益確保を目指す。

 売上高に当たる経常収益は前期比0・6%増の882億5千万円。琉銀と海銀は、貸出金利回りの低下分を貸出金量で補い、貸出金利息収入が増加に転じ増収。沖銀は信託報酬の減少もあり減収となった。

 経常利益は210億4800万円で、21・5%増えた。企業倒産件数が落ち着いている上、企業業績の改善で一般貸倒引当金繰入額が戻入益に転じたほか、不良債権処理額も減少し、コストが抑制された。本業のもうけを示すコア業務純益は6・8%伸びた。

 当期純利益は41・6%増の131億9800万円。利益を確保したことから、3行とも株式配当を増配する予定。

 貸出金残高(平均)は5・6%増で前期の伸びを上回った。利回りは琉銀が0・12ポイント、沖銀0・14ポイント、海銀0・11ポイント下がった。預金残高(同)も人口増加などを背景に3・5%伸長した。

 自己資本比率は利益を積み上げたが、貸出金の増加で3行とも低下した。