宮古島海上保安部は14日午前9時ごろ、台風18号の影響で係留ロープが切れ、乗組員4人が残されたまま沖縄県宮古島市の平良港内を漂流していた台湾漁船「徳鴻發(とくこうはつ)」(55・65トン)を救助した。同保安部の潜水士が漁船の近くまで泳いで乗組員にロープを渡し、岸壁までたぐり寄せて着岸。4人にけがはなかった。

台風18号の影響で大しけとなった海上=13日午後2時40分ごろ、石垣市川平

 同保安部によると、13日午後3時5分ごろ、徳鴻發は係留ロープが切れ、港内を漂流。港内の別のフェリーの係留ロープに絡まった状態で停泊していた。乗船していた台湾人の船長と、インドネシア人の船員3人は荒れ狂う海の上で一夜を過ごした。

 台北駐日経済文化代表処那覇分処の担当者は「風が強く、船が沈んだらどうしよう」との連絡を船長から受け、昨夜から今朝まで定期的に電話で情報交換していたという。担当者は「けががなくて何より。安全が確保できてよかった」と胸をなで下ろした。