【糸満】県ダバオ会(山入端嘉弘会長)は15日、糸満市の平和祈念公園で慰霊祭を開き、フィリピン・ミンダナオ島ダバオで亡くなった戦没者を追悼した。1972年から毎年、復帰の日に開催し43回目。ダバオの塔前には関係者約200人が集まり、祈りをささげた。

ダバオの戦没者に手を合わせる関係者たち=15日、糸満市・平和祈念公園

 山入端会長(80)は「戦争体験者が高齢になり、ダバオでの出来事が忘れ去られてしまうことを懸念している。次の世代へ語り継いでいかなくてはならない」とあいさつした。

 7月25日にはダバオへの慰霊の旅を予定している。64年から始まり、51回を数える旅も参加者が高齢化。ダバオで両親や家族を亡くした北中城村の宮城照子さん(86)は「ダバオへは5度、足を運んでいる。元気なうちは行くつもりだが年々つらくなっている」と話した。