正式名は「教育ニ関スル勅語」。1890年10月、明治天皇の名で発布され、天皇主義的教育の基本理念を明示した。国民を君主に支配される臣民と位置付け、身につけるべき12の徳目の中には「孝行」「友愛」「夫婦の和」などのほか、「国に危機があったら自発的に国のために尽くし、永遠の皇国を支えましょう」と求めた「義勇」も。各学校では配布された謄本の奉読があり、御真影(天皇、皇后の写真)とともに奉安殿に保管、神聖化された。憲法の精神にのっとった旧教育基本法が施行された翌年の1948年6月、国会の各議院の決議で廃止された。

教育勅語原本(右)と謄本

教育勅語原本(右)と謄本