糸満市真栄里の中華料理店「飲茶家 香茘枝(シャンリーチー)」の店主、新城安央(やすひろ)さん(32)=同市出身=は料理人になろうと高校卒業後、県内ホテルで働いた。じきに「もっと厳しい環境で学びたい」と元料理長に相談。上京し、テレビ番組でも有名な「中華の鉄人」の四川料理店で修業を積んだ。

18日から登場するランチメニューの一つ、マーボー豆腐セット(税別900円)。点心3点セット(左奥、同280円)を付けることもできる

「飲茶家 香茘枝(シャンリーチー)」と店主の新城安央さん、美鈴さん夫妻

「飲茶家 香茘枝」の場所

18日から登場するランチメニューの一つ、マーボー豆腐セット(税別900円)。点心3点セット(左奥、同280円)を付けることもできる 「飲茶家 香茘枝(シャンリーチー)」と店主の新城安央さん、美鈴さん夫妻 「飲茶家 香茘枝」の場所

 その腕前をランチメニューでリーズナブルに味わえる。11日はエビのチリソース炒め、白身魚の中華あんかけ(ともに税別900円)と酢豚(800円)の3種でサラダや漬物、ご飯、スープ、デザートが付く。主菜は2週間に1度、1種類ずつ入れ替わる。

 18日からエビチリに替わって登場するマーボー豆腐(900円)は、ピリッとした辛みをアクセントに、熟成度の異なる豆板醤(とうばんじゃん)など約10種の調味料で整えた豊かな味わい。強い辛みは修業先の四川料理の特徴だが、家族連れの多い沖縄向けに抑えてある。

 どのメニューもかなりの量だ。足りない人は小籠包など3種の点心セット(280円)も追加できる。飲茶家の名前通り、シューマイや中華ちまきなど多彩な点心8種とスープ、デザートの飲茶セット(1080円)も人気。中国茶7種類から一つを選んで一緒に味わえる。

 新城さんの実家は市内の中華料理店。父が30年来、腕をふるう店を手伝う中で、料理人の道を選んだ。いずれは後を継ぐ考えで「目指すのは父のような地元で愛される味。自分たちで切り盛りする中でたどり着きたい」。一緒に働く妻の美鈴さん(34)も笑顔でうなずいた。(南部報道部・堀川幸太郎)

 【お店データ】糸満市真栄里336の1。営業時間は昼が午前11時半〜午後3時、夜が午後5時半〜10時。日曜定休。24席で駐車場5台。夜は要予約の2人以上で1500円、2千円の価格別コース料理もある。15人以上で貸し切りにできる。電話098(851)8481。