沖縄県宮古島市農林水産部は15日、台風18号による宮古地区(同市、多良間村)の農作物被害額は5億7562万円になると発表した。サトウキビが5億7371万円と被害額全体の99・6%を占め、残りはオクラの191万9千円だった。サトウキビのみの被害額としては過去5年間で最大。市によると、5億円超のキビ被害が出るのは2011年5月の台風2号による6億2700万円以来としている。

台風18号で根元から倒れたサトウキビ=15日、宮古島市平良

 栽培面積の7・4%に当たる5426ヘクタールで葉の上部が折れていたり、葉が裂ける被害が出た。キビ被害額の内訳は宮古島市が5億5844万円(減収量2万5119トン)、多良間村が1527万円(同687トン)。市は11月に生育状況を調査する予定で、今季の最終的な収量を確定させる。オクラは2ヘクタールで被害が発生し、減収量は3トンだった。

 松原清光部長はキビの被害額としては大きいが、「かなりの雨が降ったことで葉に付着した塩水が流され、被害がある程度、抑えられている」と説明。塩害被害がどの程度出ていくか見定めていくとした。