日本酒50種類以上を味わえる大衆酒場「でんすけ商店コザ」が30日、沖縄市のアーケード商店街「一番街」にオープンする。経営者の田中大輔さん(43)は2年前に、那覇市の牧志公設市場に1号店「でんすけ商店」を開業。千円でべろべろまで飲める「せんべろ酒場」を沖縄県内で定着させた火付け役の一人だ。田中さんは「飲食店が増え始めている一番街を、さらに活性化させるきっかけにしたい」と意気込む。(中部報道部・比嘉太一)

「でんすけ商店コザ」の経営者の田中大輔さん(左)と店長の佐久田朝行さん=16日、沖縄市・一番街商店街

 田中さんは現在、那覇市や福岡市博多区で居酒屋計6店舗を展開。2004年、那覇市泉崎に九州地区の焼酎が楽しめる「地鶏炉端と九州の焼酎 あしどり」を皮切りに店舗を拡大した。店舗ごとに酒や料理のコンセプトを変える手法で幅広い客層を獲得。16年、全店舗の売り上げは約1億9千万円。今年は「でんすけ商店コザ」も含め、約2億5千万~6千万円の売り上げを目指す。

 商店街に目をつけたのは5年前。那覇市の自宅近く牧志公設市場周辺が夜になると閑散としていた。その状況を変えたいと、空き店舗を使い全国各地の日本酒を提供する「でんすけ商店」を15年にオープン。当時、県内では珍しい「せんべろ」の仕組みをいち早く取り入れた。

 沖縄市への進出を決めたのはことし4月。那覇市とは違う国内外の文化が入り交じる独特の雰囲気にほれ込んだ。インターネット上で資金を募る「クラウドファンディング」で約110万円を集め、建設資金に充てた。

 新店舗は約40席。日本酒と海鮮料理などを提供する。田中さんが持つ仕入れルートを活用し、北海道からイクラ、ホタテなどを直送させる。

 田中さんは「一番街は飲食店が次々に新規開業している。でんすけの進出で、さらに相乗効果をもたらしたい」と抱負。「にぎわいのあるところに人は集まる。誰でも気軽に立ち寄れる酒場にしたい」と語った。

 問い合わせは田中さん、電話098(988)7228。

吉田類の酒場放浪記
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