【東京】名護市辺野古への新基地建設に反対する沖縄県民大会が17日、那覇市内で開かれたことに、政府関係者からは「普天間飛行場の危険性除去のためには辺野古移設しかないと繰り返し説明するしかない」と、あくまで辺野古移設に理解を求める声が上がった。

 防衛省関係者は「スタジアムが満席になり、確かにすごい人数だった」と感想を述べた上で、「それでも辺野古移設は日米両政府の合意事項。沖縄の負担軽減を進めながら丁寧に説明することが重要だ」と強調した。

 別の関係者は菅義偉官房長官が8月に在沖米海兵隊の移転先となっているグアムを視察することについて「嘉手納以南の返還を早期に進めるという政府、菅氏の本気度の表れだ」と指摘。「目に見える形で負担軽減を進めることで沖縄へ理解を求めたい」と語った。

 一方、政府関係者の一人は「沖縄では県民大会が多く開かれており、正直またか、という印象だ」と冷静に受け止める。その上で、27日からの翁長雄志知事の訪米を前にした開催に、「訪米前の盛り上がりが米側や世論に伝わることを意識したものではないか」と警戒感を示した。