サンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)と衣料品製造のパイプニット(うるま市、大坪武彦社長)が和紙糸を使ったかりゆしウエアを共同開発した。軽さや通気性の高さが特徴で5月上旬の販売開始から約120着が売れている。

完成さいた和紙を使ったかりゆしウェアをPRする糸数マネージャー(右)と瑞慶覧専務=18日、那覇市おもろまち・サンエー那覇メインプレイス

 生地の原料は綿74%、和紙26%。軽さのほか、通気性や吸放湿性に優れ、冬は暖かく夏は涼しいなどの特徴がある。使用した和紙糸は紙幣の素材でもあるエクアドル産マニラ麻で作られ、ウエアは家庭で洗濯やアイロンも可能。

 王子ファイバー(東京都中央区)の和紙糸繊維を使った生地を作っている倉敷紡績(松山市)に依頼して独自に生地を作った。パイプニットが別製品で使う綿・ポリエステル製に比べ、和紙糸混合生地は20~25%軽いという。

 パイプニットの瑞慶覧昭専務は「和紙の比率が難しかったが、和紙を多く使い、強度があるベストな生地が完成した」とPR。サンエー衣料部の糸数昌哉マネージャーは「軽さが全然違う。評判もよく、父の日までには売り切れるかも」と期待した。

 ウエアは男性用のみでサイズはS~5Lサイズ。税抜き8300円。柄は2種類、各4色をそろえた。衣料品扱いの22店舗と同社のオンラインショップで販売する。