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  • オスプレイがハワイで着陸失敗、1人死亡21人搬送
  • 事故原因は調査中で、米主要メディアは「墜落」と報道
  • 同型機が配備されている沖縄では不安や反発が高まっている

 【平安名純代・米国特約記者】米ハワイ州オアフ島のベローズ空軍基地で17日午前11時40分(日本時間18日午前6時40分)ごろ、訓練中の米海兵隊の垂直離着陸型輸送機MV22オスプレイが着陸に失敗して炎上、乗員1人が死亡し、21人が病院に搬送された。米軍普天間飛行場に配備されている24機のオスプレイと同機種。事故原因は分かっていない。通常訓練中に発生した今回の事故で、同機の安全性が再び問われ、配備に対する反発がさらに高まるのは必至だ。

米ハワイ州オアフ島で、着陸に失敗して炎上するオスプレイ=17日(テレビ番組「ハワイ・ニュース・ナウ」提供)

米軍普天間飛行場にも配備されているMV22オスプレイの同型機

米ハワイ州オアフ島で、着陸に失敗して炎上するオスプレイ=17日(テレビ番組「ハワイ・ニュース・ナウ」提供) 米軍普天間飛行場にも配備されているMV22オスプレイの同型機

 米海兵隊当局によると、事故原因は現在調査中で、搭乗していた22人のうち、1人が死亡、21人が病院に搬送され手当てを受けた。

 海兵隊は公式発表で、「ハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)」と表現したが、ABCテレビなど米主要メディアは「クラッシュ(墜落)」と報じている。

 事故機は、第15海兵遠征部隊(カリフォルニア州キャンプ・ペンデルトン)所属で、米太平洋軍などでの7カ月のローテーション訓練のため、5月10日に同州サンディエゴを出発していた。海兵隊は同訓練の実施前に、周辺住民に上陸作戦の訓練に伴う騒音が増加するなどと伝えていた。

 事故現場はビーチから近く、上空での訓練から墜落するまでを目撃した住民らが地元メディアに証言している。

 ハワイの地元紙ハワイニュースは、複数の目撃者らの証言として、事故直前に海岸近くの上空でオスプレイ3機が低空飛行し、2機は上昇したものの1機の姿が確認できず、数秒後に黒煙が上がるのが確認されたと報じている。

 ハワイの地元紙「ホノルル・アドバタイザー」によると、海兵隊太平洋軍は、日本やフィリピンなどアジア太平洋地域の23カ国の軍関係者を招き、訓練などを公開する大規模なシンポジウムを同日から21日までハワイで開催。ハワイに同機が初めて飛来したのは約2年前。

 同紙はカネオヘベイ基地には、2015米会計年度から16年度内に計24機が配備される予定と伝えている。