琉球大学1~4年の学生11人が16日、名護市嘉陽の美ら島自然学校(旧嘉陽小)で、周辺地域に自生する稲科の植物「マコモ」を使ったお茶の商品開発に挑戦した。同大地域創生特別講義「地域プロジェクト実践」の一環。どの年代や性別をターゲットに売り込むかをイメージした上で、身近な材料を使ってマコモ茶をアレンジした。今回作ったお茶の一般販売も目指す。

商品開発に必要な消費者ニーズやマーケティングの基本を学ぶ琉大生ら=16日、名護市嘉陽の「美ら島自然学校(旧嘉陽小)」

 実践に移る前にマーケティングの基本を学ぶため、那覇市牧志にある飲食店「C&C/BREAKFAST/OKINAWA」のオーナー、山之内裕子さんを招き、指導を受けた。

 山之内さんは商品のコンセプト、ターゲティング、ポジショニングの3ワードを使って説明。「どんな商品も万人受けは難しい」とし、キャッチコピーやストーリー性(商品の成り立ち)が付加価値を付けると指摘した。

 学生は4グループに分かれた新商品のコンセプトを考案。案を基に山之内さんがマコモ茶とさんぴん茶、スパークリングウォーター、黒糖などを使ってブレンディング。学生たちが試飲し、最終的に3種類のオリジナル茶が出来上がった。

 琉大法文学部国際言語文化学科の吉川嘉槻さん(21)は「授業にはない貴重な体験ができた。チームで一緒に取り組めた経験を今後に生かしたい」と話した。同大の山田美都雄特命講師は「地域にある資源に目を向ければ活用できるものはまだまだある。アイデアを形にしていくプロセスは社会に出たときにも役立つと思う」と話した。