【那覇】子どもたちの安全を見守ろうと、4月から毎週金曜日の登校時間帯、那覇市西消防署前では市消防本部のゆるキャラ・はりゅうくんがあいさつ運動をしている。「横断」と書かれた旗を掲げ、少し野太い声で「おはよう」と声を掛け、小学生や地域住民を和ませている。

登校する小学生に手を振りながら、交通安全指導をするはりゅうくん=那覇市東町

 同消防本部は「あいさつを楽しみに学校へ行く子が増えてくれれば」と期待する。

 はりゅうくんは2013年9月に誕生した。消防署員がキャラクターをデザインし、発泡スチロールで制作した。防火服に見立てた服を着ているのは火災発生時に現場に急行できるようにするため。「火事が発生したら頭を脱いで行きます」と、ゆるキャラらしからぬ気合の入れようだ。

 1週間の疲れがたまったせいか、目をトロンとさせて登校する小学生にも「シャキッと! がんばれよ」と元気を注入してくれる。反対側の歩道から手を振る児童にはライダーポーズで応える。口の中は見てはいけない。のぞこうとする子どもには旗で口元をさっと隠し、やり過ごした。

 知名度が低いのが悩みだが、最近は名前で呼ばれることも増えてきた。子どもたちの喜ぶ顔が一番のやりがいだ。最大の敵は暑さだが、鍛えているので大丈夫。「これも訓練です」と目を細めた。