沖縄戦の惨状を伝えるため、伊江島城山(タッチュー)のふもとに残る村指定史跡。戦前に役場敷地内に設立されたコンクリート造りの2階建てで、村民を高利貸しの暴利から救う村営の金融機関だった。戦中、城山周辺には日本軍陣地が縦横に構築されていたため、米軍が島に上陸した1945年4月16日からの「6日間戦争」で激しい砲撃を受けた。役場庁舎は木造瓦ぶきだったため焼失したが、物品の管理や保存のため耐火性が強かった質屋は外部がかろうじて残った。終戦直後は、全壊した学校校舎の代わりに、伊江中学校の教室としても使われた。

公益質屋跡