在沖米海兵隊は19日、普天間飛行場の垂直離着陸型輸送機MV22オスプレイの飛行を中止せず、訓練などを続行した。米ハワイ州オアフ島のベローズ空軍基地で日本時間18日午前に、同型機が着陸に失敗し炎上、乗員1人が死亡、21人が病院に搬送された事故が発生したばかり。事故原因は公表されておらず、同型24機が配備されている県民の不安は高まっている。翁長雄志知事は19日午前、沖縄防衛局に対し、事故原因究明までの県内での飛行中止を米軍に働き掛けるよう要請したが、無視される形となった。

米軍普天間飛行場から離陸するオスプレイ=19日午後6時46分、宜野湾市(松田興平撮影)

 在沖海兵隊報道部は沖縄タイムスの取材に「普天間飛行場からの通常の訓練や飛行を停止する予定はない。定期的に点検し、安全基準を満たしている」と回答した。18日のオスプレイ飛行は確認されていないが、事故による休止ではないと説明している。

 事故機の所属するカリフォルニア州キャンプ・ペンデルトンの第15海兵遠征部隊は19日午後11時現在、本紙取材に事故原因を明らかにしていない。

 普天間飛行場所属のオスプレイは19日午後から、金武町のブルービーチや東村の北部訓練場、伊江村の補助飛行場を使用するなど、各地で飛行が確認された。

 午後0時40分ごろに普天間飛行場を離陸したオスプレイ1機が、金武町ブルービーチ訓練場で離着陸や旋回し南下するのが目撃され、2時半ごろ、普天間飛行場に着陸。着陸後も飛行場内で調整音が響いた。

 午後3時20分ごろから30分ごろにかけて、2機(うち1機は2時半ごろ戻った機体)が相次いで離陸。金武町のキャンプ・ハンセンのメーンゲート上空を旋回する様子や伊江島の補助飛行場を利用する機影が確認された。6時過ぎごろ、それぞれ普天間に着陸した。

 7時前にさらに2機が離陸し、午後10時ごろ、普天間飛行場に着陸した。

 沖縄防衛局の職員は19日午前、県庁を訪れ、基地対策課の職員にハワイの事故の概要を説明した。