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  • 県はMICE施設を東浜地区(与那原町、西原町)に建設する方向
  • 観光施設が充実している本島西海岸との観光面の格差を是正する
  • 豊見城市豊崎は民間活用に任せ、東浜は公費で経済活性を図る考え

 沖縄県は19日までに、検討を続けていた大型MICE施設の建設場所を、本島東海岸のマリンタウン東浜(あがりはま)地区(与那原町、西原町)とする方向で最終調整に入った。県幹部が週内に候補地の与那原・西原町、豊見城市の各首長と会談した上で、翁長雄志知事が最終判断する。翁長知事は訪米前の26日前後に、正式表明することを検討している。複数の関係者が明らかにした。

与那原・西原の建設用地

 県は観光施設や宿泊施設の少ない本島東海岸にMICE施設を建設することで、与那原・西原町を中心に商業施設やホテル、飲食店進出や新たな雇用創生など近隣町村を含めた広域での経済波及効果を期待し、観光施設が西海岸に偏る観光面の格差を是正したい考え。最終候補地に残っている豊見城市豊崎は立地条件の良さを評価したが、リゾート地として民間活用が十分可能だと判断。MICEを収益施設ではなく集客施設と捉え、公費を使った経済活性の費用対効果はマリンタウン地区が高いと判断した。

 県は2020年の東京オリンピックや那覇空港第2滑走路供用開始に合わせ、2万人規模の大型MICE施設の建設をめぐり県内5地域で候補地選定を進め、最終候補地として、マリンタウン、豊崎地区で検討してきた。

 マリンタウン地区で懸念されていた交通インフラの課題で、県は、南風原方面へのバイパスの開通や沖縄都市モノレールの浦西駅までの延長で利便性向上が期待されるとみている。

 【ことば】MICE(マイス) 大規模な会議や展示会の開催などを目的にした大型施設。集客力の向上で地域の活性化が期待されている。