【松田良孝通信員】旧暦の7月は台湾も祖先供養の季節。沖縄各地で旧盆のウークイが行われた5日(旧暦7月15日)は特に「中元節(チョンユエンジエ)」とされ、「好兄弟(ハオシオンディ)」と呼ばれる無縁仏の供養もピークを迎えた。

中元節に合わせて「好兄弟」の供養を行う人たち=5日、台北市龍泉街

 台湾など中華圏では旧暦7月は、先祖の霊や好兄弟などがあの世から現世に戻る時期とされ、家庭ごとに供養が行われるほか、寺廟で特別な祭祀(さいし)を行う場合もある。好兄弟への供え物は企業や店舗、マンションなどでも行う。店舗が臨時休業することもある。

 食堂や若者向けの店舗などが立ち並ぶ台北市龍泉(ロンチュアン)街でも同日、店舗の前に折り畳み式のテーブルが並び、豚肉や鶏肉、魚、ドラゴンフルーツやバナナといった果物、缶詰、飲み物、袋やカップに入った即席めん、スナック菓子、酒などが供えられた。昼食時の営業が一段落した午後2時ごろには食堂の店先で、スタッフ全員で線香をささげる姿が見られた。