2017年(平成29年) 12月12日

沖縄タイムス+プラス ニュース

平敷屋エイサーをDVDに 伝統の型を正しく継承、教材活用へ

 沖縄県うるま市の平敷屋エイサー保存会(仲尾清治会長)は、100年以上の歴史を持つ市無形民俗文化財「平敷屋エイサー」の伝統的な型を正しく継承する取り組みを強化している。本年度、文化庁の事業で踊りの一つ一つの型や動作をDVDに収録する。同様の事業でエイサーをテーマにしたDVD制作は初めてという。子どもたち向けのエイサー指導の教材として活用し、会の活性化につなげていきたい考えだ。(中部報道部・大城志織)

平敷屋エイサー保存会名誉会長の宮城松生さん(左)らの指導を受け練習する平敷屋小の児童=うるま市勝連平敷屋(渡辺奈々撮影)

 保存会を中心に市などで構成する「市伝統文化継承基盤整備事業実行委員会」が事業を実施する。文化庁の「文化遺産総合活用推進事業」を使い、事業費は約800万円。魅力を広く発信する「プロモーション用」のDVDも制作し、本年度末の完成を目指す。

 平敷屋エイサーは念仏踊りの流れをくみ、太鼓打ちの白黒で統一された衣装は僧侶のけさに似ているといわれている。保存会は明治時代以前から続く正しい型の保存・継承を目的に1983年に結成した。

 6日は平敷屋小学校の5・6年の児童が毎年、運動会で踊るエイサーで、保存会のメンバーが指導する様子を撮影した。同校では約30年にわたり児童が伝統ある平敷屋エイサーの演舞に取り組んでおり、保存会も2000年ごろから踊りを教えているという。児童が正しい服装かどうかの確認から始まり、腕の高さや足さばきなど一つ一つ確認し、型を修正していった。

 保存会によると、会員は60代が中心。若手の参加が少なく、正確な型の継承が課題になっている。

 宮城松生名誉会長(83)は「高齢化が進み、会員も若い頃のような動きが難しくなっている。正しい型を後世に残していくため、子どもたちの指導用としてDVDを活用したい」。仲尾会長(70)は「プロモーション用で平敷屋エイサーの魅力を広く知ってもらい、保存会の活性化にもつなげたい」と期待した。

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・第28回名護市青年エイサー祭り
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