化粧品製造・販売の丸海きあら(大宜味村、山川美代子代表)はこのほど、独自技術で製造している月桃濃縮発酵蒸留液に、インフルエンザウイルスを不活性化させる効果があることを確認したと発表した。同社は、飲める月桃液が入ったスプレー「きあらマウススプレー」を、10月に那覇市で開かれる「沖縄の産業まつり」で発売する。

丸海きあらの「きあらマウススプレー」

きあらマウススプレーをPRする山川美代子代表(左)と山川清安工場長=20日、那覇市・丸海きあらのアンテナショップ

丸海きあらの「きあらマウススプレー」 きあらマウススプレーをPRする山川美代子代表(左)と山川清安工場長=20日、那覇市・丸海きあらのアンテナショップ

 不活性化とは、ウイルスの感染力や毒性を失わせること。同社は昨年12月、日本食品分析センター(東京)に月桃液の分析を依頼。15秒でウイルスの不活性化が確認できた。

 日本歯科大学や琉球大学、沖縄高専との共同研究で、月桃液には、消化器疾患を発症させる可能性が高いピロリ菌や、歯周病菌やにきびの原因となるアクネ菌の殺菌効果があることを明らかにしているという。

 山川代表は「月桃関連商品の開発を始めて14年。今後もさまざまな機能性を検証していきたい」と抱負。研究開発を担う山川清安工場長は「ノロウイルス対策にもなる可能性があり、研究を進めたい」と話した。今回の分析は県の「ライフスタイルイノベーション創出推進事業」(沖縄TLO受託)で補助を受けて実施した。